枸橘半分日記

OL自分探しの末路

2017年6月17日、18日

土曜日

午前5時半、起床。

2分ほど掃除をして、風呂。

家を出るまでに時間があったので、テレビをつける。ニュースショーが流れていたがまるで頭に入ってこないので、ザッピングしていると、「100%パスカル先生」というコロコロコミックに連載されているらしい漫画原作のアニメが始まった。全身黄色の丸っこい人語を解す生き物(パスカル先生)を中心としたコメディのよう。最後まで見る。

パスカル先生が終わると続けて、これまた奇妙な生き物が数匹出る、どうやら女の子を主人公にしたアニメが始まったが、学校の成績だけを気にして自分をあまりみてくれない母親に対する愚痴を女の子が言い出したところで気が狂いそうになったので、テレビを消し、一時間ほどまた寝て、賃労働のため家を出た。

仕事は哀しい。終わった後に人と酒を飲んだ。

 

日曜日

昨晩酩酊したためか、久しぶりに長時間眠った。

目を覚ましたのはいいが、たくさんの罪を犯した気がしてたまらず、夕方までなにもせず横になって天井を眺めていた。5〜10分に一回昔の記憶が、強烈な恥ずかしさをともなって、フラッシュバックを起こす。鼓動が早くなる。

午後4時、雨が一時的に弱まったので、気晴らしも兼ねて外出し、近所のコンビニで菓子パンを2つ、500ml炭酸飲料を1本、煙草を1箱買う。外の空気を吸っても気分が全く晴れないことがわかったので、店を出たら寄り道せずに家に帰った。公共料金の支払いを忘れたことに気がついたのは、玄関で靴を脱いでいるときだったが、もう一度外に出る気力はなかった。

午後6時、筒井康隆脱走と追跡のサンバ」を読んでいた。読んでいる最中も、後頭部、頭蓋骨と脳髄の隙間に奇妙な妄想が潜んでいることはわかっていたが、なるべく刺激しないよう、できることならば物語がそういった妄想を頭の中から追い出してくれることを期待しつつ、静かにページを繰っていたが、第2章に入ったところでもう妄想が、頭全体に広がって、妄想の分子が混じった髄液が、脳溝から脳幹の中心部までひたひたひたひた染まっていく、物語と結びついて、毒性を増した妄想を私はもう無視できない。無視できないならばこれ以上呑気に本を読んでいることはできないわけで、だって5分も同じ一行ばかり目で追っているじゃないか!、閉じ、息を強く吐き、布団にくるまって、妄想に付き合った。2時間ほど付き合ったか、疲れて、意識が飛んだ。

午後9時、目を覚ます。なにもよくなってない。なにもよくなっていないことが許せない。なぜなにもよくなっていないのか。睡眠は治療ではないのか。16日に買ってあった焼酎を飲む。アルコールを腹に入れ、煙草を2本吸い、すこし落ち着いたので、これを書いている。